甘い味が特徴の甘酒だけどカロリーは高い?高くない?
米麹の甘酒|カロリーは100gあたり81kcal
飲む点滴といわれるくらい栄養価の高いと評判の米麹甘酒ですが、夏場の栄養補給に古くから利用されてきた歴史があります。現在はもっぱら冬の寒い時期に飲まれるイメージがありますが、もともと甘酒は夏の季語にもなっているくらいに、夏に飲まれてきたものでした。夏の暑い時期に消耗した体を整える役割があったのでしょう。一方で米麹甘酒のカロリーは100gあたりで81キロカロリーと、実はヘルシーな飲み物なのです。カロリーを抑えて高い栄養価が特徴と言えます。
酒粕の甘酒|砂糖を入れるから米麹よりカロリー高
酒粕甘酒ですが、本来のカロリーは米麹甘酒とそれほど変わりはありません。米麹甘酒の場合は、米麹菌が米のデンプンをブドウ糖に変えた甘みがあるのに対し、酒粕甘酒には甘みがないため、砂糖を加えて飲まれるためです。酒粕甘酒のほうが高カロリーになってしまうのは、この加えた砂糖によるものです。そのために米麹甘酒よりも高カロリーとなってしまうのです。
適量を守れば美容・健康効果
米麹甘酒にも酒粕甘酒にも共通の成分がビタミンB群です。肌の活性化や新陳代謝を活発にさせてくれる成分であり、それが豊富に含まれているので、美容にとても効果があります。それが昨今の甘酒人気の要因といっていいでしょう。さらに腸内環境を整える食物繊維が豊富なので健康に関する効果も期待できるのです。製法が違い全く別物といっていい米麹甘酒と酒粕甘酒ですが、効果の高い成分を同じように含んでいるのでお好みの甘酒を選んでいいでしょう。ですが、体に良いといわれていても用量を守らないと逆効果となりますので、飲みすぎには注意しましょう。
飲み過ぎに注意
甘酒は飲み口が軽く後味もさっぱりしているので、ついつい飲み過ぎてしまいます。ですが、酒粕甘酒の場合は少なからずアルコールが入っていますので、大量に飲んでしまうと酒気帯び運転で引っかかる数値が出てしまう場合があります。また、酒粕甘酒には多くの砂糖が使われているのでその点にも注意が必要です。米麹甘酒は砂糖もアルコールも入っていませんが代わりにブドウ糖が入っているので、血糖値の上昇が心配されます。どちらを飲む場合でも、飲み過ぎには注意しましょう。