米麹入り甘酒と酒粕入り甘酒にはどんな違いがあるの?
米麹と酒粕、どちらも共通して栄養価は高い!
米麹甘酒と酒粕甘酒では含有される栄養価に違いがあります。米麹甘酒は原料となる米の成分が多く残っていることから炭水化物が多く、ビタミンB1やカリウム、リンといった栄養価も豊富です。それに対して酒粕甘酒はたんぱく質やビタミンB6、亜鉛、食物繊維といった栄養価が特に多く、期待できる健康への効果は米麹甘酒と酒粕甘酒の双方で異なります。しかし、これら2種類の甘酒にはどちらも栄養価が高いという共通点があり、美容、ダイエット、整腸などの効果が期待できます。
アルコールを含まない米麹入りとアルコールを含む酒粕入り
米麹甘酒はその名のとおりお米を原料とすることから、アルコール分は含まれません。それに対して酒粕甘酒は酒粕から作られるためアルコール分が残っており、この点はこれら2種類の甘酒の大きな違いとなります。このことから、酒粕甘酒はアルコール特有の風味が残っているため、お酒が苦手という方や妊婦さん、お子さんなどには米麹甘酒がおすすめです。その一方で、酒粕甘酒は料理での汎用性が高いという点で米麹甘酒にはないメリットがあります。
自然な甘さの米麹入りと砂糖が必要な酒粕入り
米麹と米を発酵させて作る米麹甘酒にはブドウ糖やオリゴ糖といった甘み成分が含まれているため、そのままの状態でもほのかな甘みがあり、味を調整しないで飲むことが可能です。それに対して酒粕甘酒にはこのような甘み成分が含まれておらず、飲む際には砂糖などを入れて味を調整しなければなりません。そのため、砂糖を入れすぎてしまうとカロリーが高くなってしまうため、特にダイエットや美容目的で甘酒を飲む際には注意が必要です。